子宮筋腫の大きさ、何センチになったら手術?

子宮筋腫の大きさ、何センチになったら手術?

4人に1人が持っていると言われている子宮筋腫。

大きくなってくると不安ですし、今はまだ小さくでも「いつか大きくなって手術しなきゃいけないのかな?」と不安が絶えないですよね。

私も持っていて、通院中です。

理解を深めるために、こうしてサイトを作ったり、参考書を読んだりしています。

先生がおっしゃられたことと、私が子宮筋腫を持っていることで経験したこと、本をもとに記事を書いています。

参考になれば幸いです。

この記事では、「子宮筋腫の大きさが不安」「どれくらい大きくなったら手術なの?」について紹介します。


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子宮筋腫とは

先ほど言ったように、4人に1人が持っている子宮筋腫。

女性特有の病気の中でありふれた病気と言えます。

そして子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍です。

がんではありません

型は丸で大きさは人それぞれ。

いくらくらいの大きさのものがたくさんつならってできる方もいるんだとか。

なので、できる数も人によって違います。

子宮筋腫ができる原因は今のところ分かっていません

今通院している先生がおっしゃていましたし、本も読んでいますが、そういった記述はありませんでした。

そして子宮筋腫には種類が3つあります。

筋腫が大きい方は認知しておいた方が良い知識なので、紹介します。


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子宮筋腫、種類

子宮筋腫と一言でいっても「筋層内筋腫」「粘膜下筋腫」「漿膜下(しょうまくか)筋腫」の3種類あります。

この3種類はどういったものなのか、紹介します。

 

「筋層内筋腫」
子宮の筋肉の中にできる子宮筋腫。
およそ60%の方がこのタイプです。
大きさは握りこぶしくらいもあれば、大豆くらいのものもあり様々。
いろんな所にいくつもできやすく、大きく成長するのが特徴。

 

「粘膜下筋腫」
子宮の内壁をおおう子宮内膜のすぐ下にできる。
発生頻度が10%と少ないのですが、一番症状が出やすいタイプ。

 

「漿膜下(しょうまくか)筋腫」
子宮の表面をおおう漿膜の下にできる。
約30%の方がこのタイプ。
子宮の外側に向かって成長するのが特徴。

 

 

種類によってでてくる症状も違います。

漿膜下筋腫は子宮の外側にできるので、至急が圧迫されることがありません。

なので、症状がわかりにくいといわれています。

あとでまだこの種類についての話がでてくるので、頭のすみに置いといてください。

子宮筋腫の大きさ

先ほども触れましたが、子宮筋腫の大きさは人それぞれです。

そして数も違う。

今はまだ小さいという方は、「何センチになったらやばいの?

ひとつの目安としては、5センチ以上です。

5センチ以下だと妊娠もしますし、症状もあまり感じません。

とはいえ、「リスクなく産みたい!」と思います。

子宮筋腫があることによっておこる症状のひとつとして、不妊があります

しかし、勘違いいしないで頂きたいのが、“子宮筋腫があっても妊娠・出産できる”ということ。

実際に私がそうでした。

ただ、流産・死産する可能性はあります。

なぜか?

先ほど、3つの種類を紹介しました。

そのうちの2つ、筋層内筋腫、粘膜下筋腫は、子宮体部に腫瘍ができます。

そして胎児が育つベッドが子宮腔。

子宮筋腫が邪魔になるんです・・・

なので、「いつか妊娠・出産したい!」方は、こういったリスクがなく出産したいと思うので、「今はまだ小さいから放置でいっか」ではなく、経過観察しましょう。

半年に1回のペースで産婦人科に行き、大きさや位置に変化がないか見てもらうことをおすすめします。

子宮筋腫の大きさ、何センチになったら手術?

子宮筋腫の大きさが何センチになったら手術なの?

5センチ以上です

これも目安です。

5センチ以上になれば、手術を打診されると思います。

私が行った産婦人科がそうでした。

しかし・・・

“5センチ以上になったら皆がすぐに手術をするわけではありません”

なぜかというと、

手術をして、子宮筋腫をとっても再発する可能性が8割だからです。

これは私が先日行ってきた婦人科の先生がおっしゃっていました。

さらに、

先生「とったら再発しないってかいてるサイト、嘘やで。再発した患者がくる」とのこと・・・

なので、先生は私の持っている筋腫が大きいからといってすぐには手術を勧めませんでした。

先生「ゆっくり決めていこう

今思うとイケメンやな。

(太ったおっちゃんやったけど)

じゃあ手術をした人ってどんな状況だったの?

ケースは今のところ2つあるかなと個人的に思います。

◆1つ目は、妊娠を諦めている場合◆

子供も産んで、40代、50代で、「もういいかな」って方は、子宮を全部摘出します。

子宮をとってしまえば、再発することはないからです。

◆2つ目は、妊娠を望んでいる場合◆

(繰り返しの説明になります、すみません。)

赤ちゃんを安心して産むためには、子宮筋腫がない方がいいです。

もちろん、子宮筋腫があっても妊娠しますし、出産も可能です。

が、子宮筋腫があることによって、死産もしくは流産してしまうケースも。

しかし、必ずしも、死産・流産するわけではありません。

が、リスクを減らすために、筋腫をとる手術をするといった感じです。

妊娠を望んでいる方は、手術をして、筋腫をとり、再発する前に妊娠する。という流れになります。

なので、手術のタイミングが重要になってきます。


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子宮筋腫の大きさ、何センチになったら手術?まとめ

色々いったので、まとめます。

◆子宮筋腫は4人に1人がなる女性特有のありふれた病気

◆子宮筋腫は良性の腫瘍

◆子宮筋腫はがんではない

◆5センチ以上になったら手術を打診される可能性が高い

◆とはいえすぐに手術をする必要はない

◆子宮筋腫の大きさ、位置、「今年中に妊娠したい」「いつか妊娠したい」「もういいかな」などご自分の状況によって手術するかどうか決めたらいい

◆あせる必要はない

◆筋腫がまだ小さい方は、経過観察がおすすめ(半年に1回のペースで病院に行き、大きさ、位置に変化がないか見てもらう)

いかがでしたでしょうか?

「状況がよくわかっていなくて不安」

「子宮筋腫ってなに?」

「妊娠ってできるの?」

「手術するべきなの?」

など不安だったと思いますが、この記事を読んで少しでも払拭できるとうれしいです。

◆関連記事◆
子宮筋腫とは?どんな症状がある?

筆者が子宮筋腫を持ちながら妊娠・出産した話


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