子宮筋腫と便秘の関係は?

子宮筋腫と便秘の関係は?

「子宮筋腫があるっていわれたけど、もしかして便秘と関係ある?」と気になったあなた。

関係あるんです。

ただ、今思い悩んでいる便秘が本当に子宮筋腫からくるものなのか、他の可能性があるとしたらなんなのか?紹介します。


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子宮筋腫の大きさ、数、位置

子宮筋腫と便秘の関係性を知ってもらうために、少し子宮筋腫について少し紹介します。

子宮筋腫は4人に1人が持っている良性の腫瘍。

年齢を重ねるごとに確率は上がり、40代以上で40~50%の人が持っています。

子宮筋腫は大きさも位置も数も人によって違います。

それぞれ紹介します。

 

子宮筋腫の大きさ

私の場合ですと、発見時、25歳では2.5センチと気にする大きさではなかったです。

しかし今(2018年30歳)は8センチあります…

この大きくなるスピードも人それぞれです。

 

しかも私の場合途中、妊娠・出産していて、その間の大きくなるスピードは普段と違います。

ちなみに出産の2週間前くらいは4センチくらいでした。

くわしく知りたい方はこちらへ⇒私が子宮筋腫を持ちながら妊娠・出産した話

 

で、どれくらいまで大きくなるの?

私が調べた中で一番大きいと思ったのは20センチです。

20センチともなるとかなりお腹がぽっこりします。

「ダイエットしてるのに痩せない…」

「手術で子宮筋腫とったら痩せた!」

という口コミを見ました。

さすがにここまで大きいと痩せるようです。

ただ8センチ程度じゃ痩せないようです…

 

子宮筋腫の数

私は8センチがひとつですが、多発性といって複数の子宮筋腫ができる人もいます。

数は2~4個くらいもあれば、100個近く抱えている人も。

その場合の大きさはイクラくらいものが連なっているのだとか。

数が多く、その中に大きいものもあったりすると、約1キロの重さになるようです…

いくつか画像を見ましたが、気持ち悪かったです。

気になる方は検索してみてください(笑)

 

子宮筋腫の位置

さらに子宮筋腫には位置の違いで3つのタイプがあります。

筋層筋腫
子宮の筋肉にできる。全体の約60%がこのタイプ

 

粘膜下筋腫
子宮の中にできる。全体の約10%と低い。症状が一番でやすい。

 

漿膜(しょうまく)下筋腫
子宮の外側にできる。全体の約30%。子宮の外にあるため、筋腫が大きくなっても症状がでにくい。

 

で、3つのタイプの子宮筋腫ができる位置がこんな感じ。

ちなみに私は粘膜下筋腫で、一番症状がでやすいタイプです。

子宮筋腫の大きさ、数、位置について紹介しました、子宮筋腫があるが故に便秘がおきてしまう要因のひとつとして特に位置が関係しているように考えます。


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子宮筋腫と便秘の関係は?

子宮筋腫の位置が特に便秘と関係しているように感じています。

というのも、子宮筋腫が直腸を圧迫すれば、便の通過が妨げられ、便秘になるからです。

さらに位置だけでなく、子宮筋腫が大きくて、直腸に近ければ便秘になるといえます。

画像のように子宮と直腸は近い位置にあります。

同じような理由で子宮筋腫が膀胱を圧迫すれば、頻尿になります。

で、本当に子宮筋腫が原因で便秘なのか?

便秘が原因で起こる子宮筋腫以外の病気も紹介します。


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便秘とは

まず、便秘とは「週2日以下しか排便がない状態」と定義されることがあります。

 

そして便回数の減少ではなく、便の量がすくない、便が硬い、便がなかなか出ない、残便感があるを主な指標として、便秘と表現することもあります。

便秘の原因

便秘には腸そのものに通過障害がある器質性便秘と、排便に関わる機能や自律神経に原因がある機能性便秘のふたつに大別されます。

機能性便秘は偏った食事、運動不足、生活習慣の乱れ、ストレスといったことで、腸の働きが低下することで生じるタイプの便秘です。

今回は器質性便秘について紹介します。

 

器質性便秘

便の経路である消化管、「胃→小腸→大腸→肛門」に、物理的な障害があることが原因で起こる便秘のことを器質性便秘といいます。

そして先天性のものと後天性のものに分けられます。

2つの原因を紹介します。

 

先天性の器質性便秘の原因

巨大結腸症
先天的に排泄に必要な腸の運動が起こりにくいために、腸内に便やガスが滞留してしまい、その結果、腸管が拡張して、結腸が巨大化してしまう疾患

結腸過長症
先天的に結腸が過度に長いもので、S状結腸が長い場合が多い

 

後天性の器質性便秘の原因

大腸がん、直腸がん
腫瘍による通過障害

大腸ポリープ
ポリープによる通過障害

腸管癒着、腸閉塞
癒着した腸のために腸管運動がうまくいかない

開腹手術後
手術により、腸管が癒着する

子宮筋腫、卵巣のう腫など
いずれも腸を外から圧迫するため

子宮筋腫以外で便秘が起こる病気を紹介しました。

 

しかし、結局「どれが原因なのか分からない…」という人…

産婦人科へ行き検査してもらうことをおすすめします。

 

生活習慣の乱れ、ストレスといった理由での便秘ならまだ自分で改善することができますが、病気が見つかる可能性があるので、早めに行った方がいいです。

 

子宮筋腫を持っている人で、さらにくわしい位置や大きさ、数が気になる場合はMRI検査することをおすすめします。

 

私が1月25日に検査した際の様子を知りたい方はこちらへ⇒MRI検査

 

 
 

病院の公式サイト、どなたかのブログ、口コミ、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。

なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。

 

参考にした本はこちら


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