子宮筋腫の術後、夫婦生活はどう?
「子宮筋腫の手術をするかもしれない」「術後の夫婦生活が気になる」「術前と変わりないのかな?」
手術すること自体ももちろん不安ですが、術後の夫婦生活など、手術後どのような変化があるのかも気になりますよね。
私は先日のMRI検査の結果で、「腹腔鏡下手術はできない、開腹だね」の一択を突き付けられかなり萎えてます。
今のところすぐに手術をする可能性は低いけど。
何かの記事で「子宮筋腫とはうまく付き合おう」みたいなものを読んで、まぁ言っていることは理解できるけど、生理時に出血量が多いなどの症状がでている身としては、受け入れがたいです。
なんしか心労が絶えないですよね。
で、この記事では、「子宮筋腫の術後、夫婦生活に変化は見られないのか?」というのを紹介します。
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子宮筋腫の術後の様子

その前に子宮筋腫の手術をしたあとの痛みや体について少し紹介します。
まず、「手術をする」と一言で言っても、手術パターンが多いです。
何か他の病気も抱えている人もいるので。
なので、子宮全摘術、開腹手術、腹腔鏡下手術のいずれかを受ける場合の様子を紹介します。
子宮全摘術の術後
これは子宮ごと摘出する手術です。
子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、そうではなく、検査の結果悪性腫瘍だと分かったら問答無用で子宮全摘術をしなければなりません。
あとは子宮を取るとメリットが多いのでこの手術を自ら選択する人もいます。
反対に、子宮筋腫のみを摘出する手術を子宮筋腫核出術といいます。
子宮全摘術を終えたあとどうなの?
喪失感を覚える人がいる。
自ら選んだ人、問答無用でしなければならなかった人、だと、後者の方が精神的ダメージが大きいと言えます。
自ら選んだ人でも「ないんだなぁ…」と寂しい気持ちになる人もいると思うし、
「ひゃっはー!生理と今後心配される病気からおさらばだー!」「日程を気にすることなく旅行にいけるー!」という人もいます。
私は完全に後者タイプだな。
一方で前者のように落ち込むといいますか、自信がなくなる人もいます。
男性性器が入るところは腟であるため、夫婦生活をするにあたり子宮の有無は関係ないです。
しかし、理解していても、心はそうすぐに切り替えられません。
“ない”という喪失感の度合いは人それぞれです。
夫婦生活をしても大丈夫と医師から言われても「怖い」「前と感じ方が違ったらどうしよう」「相手も違うと感じていたらどうしよう」など懸念してしまいます。
私の考えですが、こういった場合、旦那様にきちんと話して相談していくことが大切かと思います。
一人の問題ではないので、不安を伝えることがベストかと考えます。
これらのことから精神的な問題は、子宮全摘術をする方に特に負担があるといえます。
術後の痛みや体の変化については術法によって異なるので以下を参考に。
開腹手術の術後
私は帝王切開をしたことがあるのでわかるのですが…
術後すぐは下腹部がとにかく痛い。あと腰、背中。
1か月経っても痛みはあります。
ただ、めちゃくちゃ痛いわけではないです。
笑ったら痛いとか腹筋を使う場合に少し痛むって感じです。
本来術後1か月もすれば性行為をして大丈夫なのですが、痛みが気になる場合は避けた方が良いでしょう。
基本的に退院後の検診で、してもよいかどうか言われるばず。
言われなった場合は…聞いてみてください!
腹腔鏡下手術の術後
術後2日目くらいまでは痛いです。
が、2週間も経てば、術前と同じ生活を送れる人が多いようです。
こちらも基本的には退院後の検診で、してもよいかどうか言われるし、術後1か月後にしても大丈夫。
痛みがなく、医師が良いといえば、術後2週間で大丈夫な場合もあります。
どの手術をするか、他の病気も抱えており、一緒に手術するなど様々な場合があるので、回復も人それぞれ。
しかし基本は術後1か月後に夫婦生活を開始して大丈夫です。
子宮筋腫の術後、夫婦生活はどう?

初めの方でも少し言いましたが、子宮筋腫の手術後も夫婦生活は以前と変わらずできます。基本的には。
特に、子宮筋腫核出術の場合や、腹腔鏡下手術をした場合で医師からも夫婦生活を再開して大丈夫と言われれば、問題ないでしょう。
しかし、先ほどもいましたが、子宮を余儀なくとってしまった人の場合は心情が変わってきますし、開腹手術の場合も痛みが気になると心配ですよね。
「ゆっくりして」「優しくして」としか言いようがないというか。
できればこちらの気持ちに寄り添ってほしいというか。
でも気使いながら、恐る恐るされても気分が盛り上がらない気がする。
徐々にならしていくしかないのかも。
精神的な問題は一人一人抱えているものが違うので、形容しがたいですが、やはり一人の問題ではないので、術後、不安を抱えているのなら旦那様に相談するのが一番かと考えます。
で、仮に、術後の性生活に精神的違和感がなかったとしても、体的トラブルが起こる場合があるので紹介します。
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術後の性生活トラブル

術後の性生活に問題はありませんが、何らかのトラブルが起こる可能性はあります。特に起こりやすい2つを紹介します。
出血
子宮の手術を受けた際に、縫合傷から肉芽ができることがあります。
肉芽とは、傷口にできる結合組織の盛り上がりで、セックスした際に、その部分がこすれて出血することがあります。
肉芽は硝酸銀で焼灼して簡単に治療できます。外来でもできる簡単な治療です。
性交痛
セックスのときの単純な挿入時に起こる痛みであれば、手術に関係ない場合が多く、膣の潤いの低下や外陰部の炎症などによることがほとんどです。特に更年期の女性に多い傾向があります。
突き上げたときの子宮が動くときに感じるような痛みであれば、手術の影響で子宮と周りの組織に癒着が起こっていることが原因の場合もあります。この場合は主治医に相談してみてください。
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まとめ

・術後の痛みの回復は手術方法によって違う
・子宮全摘術をした場合、喪失感を覚える人がいる
・精神的ダメージが大きい
・医師がいいよと言えば術後2週間くらいで夫婦生活を再開できる
・基本は術後1か月後
・術後の夫婦生活に不安を抱えている場合は旦那様に相談する
・術後の性生活トラブルとして、出血、性交痛がある
・この2つ、それ以外にも違和感を感じた場合は医師に伝える
病院の公式サイト、どなたかのブログ、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。
なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。
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