子宮筋腫、症状なしだけど、手術って必要?
4人に1人が持っていると言われている子宮筋腫。
女性特有のありふれた病気といえるでしょう。
“ありふれた”と言われても病気を持っているのは嫌ですよね。
何かと心労が絶えません・・・
私も持っていて、当てはまる症状が多く、腫瘍も大きいです。
同じ悩みを持っている方がいるのでは?とこのサイトを始めました。
今回は主に「子宮筋腫があると診断されたけど、症状がない・・・手術ってしなきゃいけないの?」について紹介いします。
その前に一応、「子宮筋腫とは?」「どんな症状があるの?」についても紹介します。
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子宮筋腫とは?
冒頭で記述したように、女性特有の病気で、4人に1人が持っている子宮筋腫。
「診察は1度だけで初めてこの名称を聞いた」
「ネットで少しみたけど、いまいちピンとこない」
という方は多いかと思います。
私は前者で、初めて産婦人科に行った時に、「子宮筋腫がある」と診断されました。
簡単にいうと、子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍です。
がんではありません。
型は丸で大きさは人それぞれ。
できる数も人によって違います。
子宮筋腫ができる原因は今のところ分かっていません。
今通院している先生がおっしゃていましたし、本も読んでいますが、そういった記述はありませんでした。
この記事を読んでいる方は「症状がない」だから「手術っている?」と不安だと思います。
が、本当に思い当たる節がないのか、今一度、子宮筋腫があることででてく症状を見ておきましょう。
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子宮筋腫の症状
子宮筋腫があることででてくる症状は以下です。
◆過多月経
目安は、月経が10日以上続く、レバーのような大きい血のかたまりがたくさんでる。
子宮筋腫が子宮内腔を押し広げて、子宮内膜の表面積が広くなります。
するとはがれ落ちる内膜の量が増えるからと考えられています。
出血量が多くなるので、貧血になることも。
◆不正出血
月経以外の出血。貧血に注意。
◆おりもの
水っぽいおりもの。
粘膜下筋腫があると、その表面をおおっている子宮内膜にただれができることがあります。
そこから水のような分泌物が排出されるからです。
◆下腹部痛や腰痛
陣痛のような激しい痛みやにぶい痛みなど、人それぞれ。
月経の時期だけ痛む場合や、それ以外の時期に痛くなる人も。
◆月経困難症
月経の時に、下腹部痛、腰痛、頭痛、発熱、吐き気などの症状がおこる。
◆性交痛
男性器が挿入されてから、ピストン運動を繰り返すときに、子宮が動かされておこる。
◆頻尿、尿失禁、尿閉
子宮筋腫が膀胱を圧迫すれば、膀胱の容量が小さくなります。
そのため、尿の回数が多くなり、頻尿になる。
尿道が引っ張られるように圧迫される場合は、尿失禁や、尿が出ない尿閉になることも。
◆便秘
子宮筋腫が直腸を圧迫すれば、便の通過が妨げられ、便秘になります。
◆下腹部のしこり
子宮筋腫がかなり大きくなると、あおむけになった時に、下腹部に固いしこりがあることがわかる。
◆不妊
子宮の内膜がでこぼこに変形していると、精子と卵子が出会って受精しても、受精卵が着床しにくい。
着床しても流産しやすい。
でも、子宮筋腫があっても、妊娠する人もいる。
このような症状がでてきます。
とはいえ、子宮筋腫をもっている皆が、これら全て当てはまるわけではありません。
なぜなら子宮筋腫には「筋層内筋腫」「粘膜下筋腫」「漿膜下筋腫」の3種類があり、「粘膜下筋腫」には症状がでにくいという特徴があります。

症状が、便秘、月経時に下腹部痛、腰痛、頭痛がある、月経時に量が多い、としても「私何かの病気なのかな?」と気に留める人が少ないかと。
なので、「自分に子宮筋腫あることを知らないまま過ごしているという女性は多い」と婦人科の先生がおっしゃっていました。
今思うと、私の場合、不正出血、おりもの以外当てはまってる気がします。
でも「私、他の人と違う?病気かな?」と気に病んだことはありませんでした・・・
だってこれらの症状ってだいたい皆当てはまるじゃないですか。女性なら!笑
読者様の場合はどうでしょうか?
「症状がなし」で検索されているので、
「ひとつくらいは当てはまるけど、気になるほどじゃない」といった感じでしょうか?
それでは、さして気になる症状がないのに、手術は必要なのか?について紹介します。
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子宮筋腫、症状なしだけど、手術って必要?
結論をいうと、「経過観察」で大丈夫です。
子宮筋腫が見つかったからといって、すぐに手術をする必要はありません。
症状がとくに気にならない、さらに子宮筋腫の大きさも小さいのであれば、くわしい検査も必要ないかと思います。
ですが、今は小さくても今後大きくなる可能性があります。
なので、半年に1回のペースで大きさ確認のため病院に行きましょう。
「大きくなると何がいけないのか?」ですが、
気にならなかった症状が気になったり、大きくなることで子宮が圧迫され、症状が増えたりします。
さらに、子宮筋腫ではなく他の病気である可能性もでてきます。
子宮筋腫と見分けがつけにくい「子宮肉腫」という悪性腫瘍です。
私の場合、発見時より大きくなっているので、次回病院に行く時はMRI検査をします。
しかし先ほども言いましたが、小さければここまで気にする必要はありません。
気になるのであれば、病院に行って先生にくわしく話を聞くことをおすすめします。
サイトを立ち上げている身としてこういうことをいうのは変かもしれませんが、やはりネットだけの情報は頼りないかと。
身近に医者、看護師さんがいないのであれば、病院に行って聞くのがいいし、専門書を読むのもいいかと思います。
「本なんて普段読まない」
「本読む時間がない」
「話聞くだけで病院にいくのも待ち時間も嫌」
という方は自分でネット情報の良し悪しを判断するしかありません。
このサイトでは、自分が経験したことや、通院している先生のお話し、専門書をもとに記事を書いています。
ちなみにその本はこちらです。
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子宮筋腫、症状なしだけど、手術って必要?まとめ
だらだらとかいてしまったので最後にまとめます。
◆子宮筋腫は4人に1人が持つ女性特有のありふれた病気
◆子宮筋腫は良性の腫瘍でがんではない
◆症状なしで腫瘍が小さいのであれば経過観察で大丈夫
◆手術をあせる必要はない
◆しかし半年に1回のペースで大きさ確認した方がいい
大きさ確認の必要性ですが、今後、妊娠・出産をお考えの方は、した方がいいかと個人的に思います。
子宮筋腫があっても妊娠・出産できるし、実際私がそうでした。
しかし流産・死産の可能性があります。
何かしらのリスクがあるので、リスクを減らすためにも妊娠したい時に合わせて子宮筋腫をとる手術が必要かと。
私の子宮筋腫が見つかった時、妊娠・出産にまつわる話が気になる方はこちらへ⇒筆者の子宮筋腫がありながら妊娠・出産した話
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