子宮筋腫の手術費用、高額医療費は使える?

子宮筋腫の手術費用、高額医療費は使える?

「子宮筋腫の手術費用がどのくらいなのか気になる」

「高額医療費は使えるの?」

「そもそも高額医療費ってどういうもの?」

「どこで手続きするの?」

など子宮筋腫の手術費用のあれこれを紹介します。


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子宮筋腫の手術費用、高額医療費は使える?

子宮筋腫の手術費用は手術法によって違う

まず、子宮筋腫の手術費用ですが、手術方法によって違うので、手術方法別手術費用を紹介します。

子宮筋腫核出術
(子宮筋腫のみを核出する手術)

・開腹⇒15~20万
・腹腔鏡下⇒20~25万
・子宮鏡下⇒7~10万

子宮全摘術
(子宮ごと摘出する手術)

・開腹⇒20~25万
・腹腔鏡下⇒25~35万
・腟式⇒20万

開腹⇒お腹にメスをいれ摘出。

腹腔鏡下⇒お腹に3、4個小さな穴をあけ、そこからカメラや器具をいれる。
カメラはテレビモニターと繋がっており、これを見ながら器具を操り摘出。

子宮鏡下⇒腟からカメラや器具をいれ摘出。

腟式⇒腟から摘出。

子宮動脈塞栓術(UAE)
これは子宮筋腫の栄養補給と考えられている、子宮動脈に栓をします。
子宮筋腫の成長を妨げ、縮小を目的とした手術です。
40~60万

集束超音波療法(FUS)
高周波の超音波を照射し、その熱エネルギーで子宮筋腫の細胞を焼きます。
これも子宮筋腫の縮小を目的とした手術です。
50~80万

高額医療費をもらえるのは、保険適用される場合のみです。

なので、自費診療になる集束超音波療法以外は、高額医療費をもらえることができます。


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高額医療費とは

高額医療費とは、医療費がたくさんかかった人に、返金される制度です。

高額医療費が適用される人

・70歳未満の方

・保険適用される医療をうける方

・1か月間で病院で支払った金額が自己負担限度額を超えた方

所得区分とは、お給料に応じて、設定金額が違うということです。

区分はア~オまであります。

例えばお給料が27万円以上~51万5千円未満の方の場合は、1か月の病院支払い金額が80,100円を超えないと適用されません。

27万未満の方だと57,600円超えればOKです。

 

注意点!

・健康保険が適用される医療のみが対象

繰り返しになりますが、個人的都合で利用した差額ベッド代、先進医療の技術料など、保険が適用されないものは対象外です。

・月をまたがないように入院日を決める!

例えば4月26日に入院して、5月2日に退院する場合

病院の支払いは月ごとの計算なので、4月30日と退院日の5月2日、支払いが2回になってしまうのです!

先ほど紹介した所得区分の金額を超えなければ高額医療費はもらえないので、入院日は慎重に決めましょう

・病院ごと、診療科ごとに別計算される

1か月の間に内科、外科など他の診療、違う病院で受診しても合算できないということです。

・入院と通院も合算できない

入院と通院も別計算になります。

 

手続き方法

1、全国健康保険協会に行き、4つの書類をもらう

場所は以下のURLで確認できます。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat710/sb7130/sbb7131/1762-620

以下のURLから書類をダウンロードできます。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/osaka/cat080/kashitsuke/kasitukekouryou

大阪支店のページですが、この書類は全国共通なので大丈夫です。

2、書類に記入し、郵送する。

病院側が記入する書類もあるので、入院までに書類の手配して、退院日までに記入してもらうと楽かも。

3、診療月から3か月以上後になってから高額療養費の払い戻しをもらえる

記入の書き方が不安という方は直接行って、説明をうけるといいです。

ネックなのが、返金されるのに3か月以上かかるということ・・・

なので、

限度額適用認定証も併用するといいでしょう。

3か月待たなくていいし、一度に手術費を用意しなくていいというメリットがあります。

くわしくはこちら⇒

そして高額医療費のデメリットとして、他の病院、他の診療科は合算できないといいましたが・・・

合算できて返金してもらえる制度があるんです~(笑)

併用できるかどうかがちょっと不安なんですけど、合算できる制度、医療費控除についての紹介はこちら⇒


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まとめ

・子宮筋腫の手術費用は、手術方法によって違う

・高額医療費は保険適用される医療のみ受け取れる

・他にも高額医療費が適用される人は70歳未満、1か月間で病院で支払った金額が自己負担限度額を超えた方

・月をまたがないように入院日を決める

・高額医療費がもらえるのは、診療月から3か月以上後になってから

・限度額適用認定証も併用するといい

・高額医療費は他の病院、他の診療科の受診は合算できないけど、合算できる制度がある

手術をすることだけでも心労ですし、職場と病院と身の周りの人とのやり取りも面倒!

お金がかえってくるけど、手続きが面倒!

など嫌になることも多いけど、今知っちゃえば、また何かあった時に楽です!

そしてこれにつきる、お金がかえってくることは生活面において楽!

損することはありませんし、今後楽するためにも今理解しておきましょう。

 
 

 

病院の公式サイト、どなたかのブログ、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。

なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。

 

参考にした本はこちら


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