子宮筋腫の腹腔鏡下手術の術後はどんな感じ?

子宮筋腫の腹腔鏡下手術の術後はどんな感じ?

女性特有の病気で、4人に1人が持っている子宮筋腫。

ちなみに私は8センチの子宮筋腫を持っています。

この記事では、子宮筋腫の摘出をするために、腹腔鏡下手術をした場合、「術後の痛みは?」「退院してからってどんな感じ?」を紹介します。


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子宮筋腫の腹腔鏡下手術の術後はどんな感じ?

まず「どこが痛むのか」ですが、下腹部、肩、首周りとお腹のハリです。順に紹介していきます。

下腹部

これは子宮と子宮筋腫を切断したところが痛むということです。

炭酸ガスが横隔膜を刺激して“肩凝り”のような肩の症状が出る場合があります。

首周り

3時間を超える手術の場合は、炭酸ガスが皮下にとけ込む“皮下気腫”が発生し、術後、首の周りが少しふくらんでいて、
押さえるとパリパリ音がしたり軽度の痛みが伴ったりします。

お腹のハリ

炭酸ガスがどうしても少量腹腔内に残存します。これにより、手術翌日に軽度の腹部膨満感が出ることがあります。

 

術後24時間が一番痛く、術後3日間も夜中痛みで起きてしまうほど痛いです。

しかし3日~1週間でかなり回復してきます。

そしてこれらすべてがみんなに当てはまるわけではありません。

人によっては痛みが出ない箇所もでてくると思います。

 

 


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子宮筋腫の腹腔鏡下手術の術後スケジュール

退院は、術後4-6日目。

退院から1~2週間後に外来を受診して、術後の経過をチェックします。

仕事復帰はデスクワークなど体を動かすことや、重いものをほぼ持つことのない仕事だと術後2週間で復帰できます。

こういった仕事とは真逆の方は、術後1か月もしくは2か月を要します。

これに関してはどうしても個人差がでてしまいます

例えば、子宮筋腫の摘出だけでなく、他の症状も一緒に摘出などした場合その分痛む箇所も多いですし、癒着も気になります。

しっかりと先生に体調を伝えて、相談してから会社に復帰目安を伝えると良いでしょう。

「術前に予定していた時期と違うじゃないか」ということもなるべくないようにしたいですよね。

なので、あらゆる可能性を先生から聞くことが大事ですし、自分からも質問することが大切です。

例えば、腹腔鏡下手術を受けることに決めても、いざ手術をすると状況が想像より悪く、開腹手術に切り替えられる可能性があります。

開腹手術をすると、腹腔鏡下手術との痛みも違いますし、退院も伸びます

さらに仕事復帰時期も伸びます。

仕事復帰目安はギリギリではなく、長めの期間を伝えておきましょう。

仕事復帰目安は、2週間といわれていた(先生から)けど、1か月といっておく。

もしくは、「〇〇の可能性もある、〇〇になったら復帰目安が1か月後になる」など細かく伝えると、こちらの真摯さも伝わると思います。

くわしく開腹手術について知りたい方はこちら⇒子宮筋腫の手術、開腹手術のあれこれ

 

人によって子宮筋腫の大きさ・位置・数が違うので、さまざまなケースを考えておく必要があります。

なるべくそういった記事も書いていきます。

だけど、私ひとりの情報量では限界があるし、記事の間違えを見つけた場合や、記事にない情報があれば、コメント頂けると嬉しいです。

 

 


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まとめ

 

・腹腔鏡下手術の術後、痛む箇所は、下腹部、肩、首周り、お腹のハリ

・人によって痛みがでない箇所もある

・子宮筋腫の摘出のみの手術をする方は仕事復帰目安が変動する可能性は低い

・しかし、他の症状も一緒に手術する方は術中に何が起こるかわからない

・開腹手術に切り替えられる可能性がある

・開腹手術は腹腔鏡下手術に比べ、術後が大変で、仕事復帰目安も変わってくる

・治療方針を決める前のインフォームド・コンセントをしっかり行う必要がある

インフォームド・コンセントって?という方はこちらへ⇒良い先生の判断とインフォームド・コンセントとは?

開腹手術のあれこれが気になる方はこちらへ⇒子宮筋腫の手術、開腹手術のあれこれ

 

 

 

病院の公式サイト、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。

なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。

 

参考にした本はこちら


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