子宮筋腫の腹腔鏡下手術の麻酔って下半身麻酔?全身麻酔?
麻酔の種類によって、目が覚めてからの症状が違います。
そこで、子宮筋腫を持っていて、腹腔鏡下手術の手術をする場合の麻酔についてや、麻酔についても軽く紹介します。
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子宮筋腫の腹腔鏡下手術の麻酔って?

まず、麻酔の役割ですが、手術を行うということは,身体に傷をつけるということ。
当然痛みや恐怖感が伴います。
それらを患者さんが感じないで済むようにという役割があります。
子宮筋腫があり腹腔鏡下手術の手術をする場合、麻酔は全身麻酔もしくは全身麻酔と硬膜外麻酔を併用します。
全身麻酔とは全身を麻酔します。全身麻酔は意識が消失します。
硬膜外麻酔とは局部麻酔の一つ。意識消失することなく、部分的に除痛を行う麻酔です。
全身麻酔の目的は意識を取ることであり、区域麻酔(脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔など)は、痛みの伝達を遮断することが目的です。
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目が覚めた時の症状

手術が終わり、目が覚めた時に起こりうる麻酔の副作用を紹介します。
全身麻酔
のどの痛み、声がかすれる
ほとんどの全身麻酔では、眠った後で口または鼻から気管に管を通して人工呼吸をします。
そのため手術の後で一時的に、のどの痛みや声がかすれたりすることがあります。
しかし、数日のうちにおさまります。
歯の損傷、唇のきず・はれ
人工呼吸のための管を入れるときに、器具を使って口を大きく開けます。
しっかり揃っている歯はほとんど問題ありません。
ぐらついている歯があれば、あらかじめ担当麻酔科医に必ず伝えましょう。
またその時に唇が少し傷ついたり、長時間手術などでチューブや固定のテープの刺激で唇が腫れることもありますが、数日のうちにおさまります。
寒気・発熱
麻酔の影響で体温の調節能力が一時的ににぶくなるため、寒気やふるえがきたり発熱が起こることがあります。
のどの渇き
手術の前に、唾液の分泌を少なくするために注射をすることがあります。そのため、のどの渇く感じがします。
硬膜外麻酔
血圧低下
広範囲で脊髄神経が麻痺することによって起こります。
徐脈・不整脈
徐脈は脳に必要な血液を送ることができなくなるため、めまい、失神、ふらつきなど が起こること。
不整脈は、脈の打ち方がおかしくなることを意味します。
呼吸抑制
麻酔薬により,低酸素性肺血管収縮が抑制されます。
2つに共通する症状
吐き気・嘔吐
吐き気を少しでも予防するために手術の前にある程度の時間は絶飲食します。
術後、気分不良が起こることがあり、人によっては吐くことも。
頭痛
ほとんどの場合、安静にしていれば徐々に楽になります。
長く続くようなら看護師さんに伝えましょう。
どの副作用も、数日で収まるものです。3、4日続くよであれば、看護師さんや先生に伝えましょう。
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まとめ

・腹腔鏡下手術をする場合の麻酔は、全身麻酔または、全身麻酔と硬膜外麻酔の併用
・麻酔の種類によって副作用が違う
・しかし、数日で収まる
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