子宮筋腫の子宮全摘術をした後の痛みは?

子宮筋腫の子宮全摘術をした後の痛みは?

「手術することになりそうだからいろんな手術方法調べてる」

「特に術後の痛みが気になる!」

という方へ今回は、子宮全摘術の術後の痛みについて紹介します。

子宮筋腫の子宮全摘術をした後の痛みは?

子宮全摘術は子宮ごと摘出する手術です。

さらに、どのような手順で摘出するかによって、痛みは違います。


スポンサーリンク


術法によって違う!

子宮筋腫の子宮全摘術をするにあたって、開腹手術、腹腔鏡下手術、腟式手術の3つあります。

それぞれの術後、どういった痛みがあり、どのくらい長引くのか、そして具体的な手術手順を紹介します。

開腹手術

手術手順
おなかにメスを入れ、そこから摘出。

縦に入れるか横に入れるか選ぶことができます。

縦の場合は、おへその下から恥骨までの間を縦に、横の場合は、恥毛の上を横に切ります。

傷跡は、子宮筋腫の大きさにもよりますが、5~10センチ

入院期間
7~10日間

仕事復帰の目安
一か月

痛み
おなかの傷跡の痛みと、子宮を切断した痛み、2つの痛みがあります。

子宮を切断した痛みも、下腹部が痛く感じるわけなので、どちらがより痛いという判断はしにくいと思います。

 

過去に帝王切開がしたことがあります。

横に傷跡あるんですけど、位置もほぼ一緒なので、開腹手術との痛みも似たような感じだと思います。

そう考えると、

術後はかなり痛いです。

帝王切開の場合は、傷跡+子宮が収縮する痛みですが、開腹の場合は、傷跡+子宮を切断した痛みになります。

術後3日間は歩くのが困難で、姿勢を真っすぐにすることができません。

トイレもつらいし、シャワーするのもつらい。

とにかく体を動かすのがつらいです。

 

そして1、2週間経っても、笑ったり、くしゃみしたりするだけでも痛みを感じ、ほぼ痛みを感じなくなるのは1か月半くらいかかりました。

あと腰も痛いです。これは、背中から麻酔を打つので、これが痛いんだと思います。

この腰の痛みも1か月くらいはあったと思います。

 

 

腹腔鏡下手術

手術手順
お腹に数個、5mm~1cmほどの穴をあける。

そこから炭酸ガスで膨らませる。

穴から腹腔鏡(カメラ)や器具を挿入。

中の様子をテレビモニターで確認しながら切除、摘出。

入院期間
4~6日間

仕事復帰の目安
2週間

痛み
こちらもやはり術後3日間は痛い。夜中に痛みで起きるくらい。

腰や背中、下腹部が痛みます。

しかし退院するころにはそこまで痛みは感じない感じです。

これは腹腔鏡下手術をした方のブログ日記を参考に書きました。

腟式子宮全摘術

手術手順

おなかを切らずに、腟の一番を切開

そこから子宮全体を摘出

入院期間
7日前後

仕事復帰の目安
2週間

痛み
おなかの痛みはなし。

しかし、下腹部の痛みはあります。これは子宮を切断した傷の痛みです。

耐え難い痛みというわけではないようです。

病院の公式サイトから参考にしました。


スポンサーリンク


麻酔

手術をする場合、麻酔をします。

麻酔をすることによって、術中に痛みを感じなかったり、意識消失します。

腟式は局所麻酔の可能性が高いです。

局部麻酔だと、術中に意識があり、術後の症状は頭痛程度です。

が、開腹手術と腹腔鏡下手術は全身麻酔になります。

全身麻酔は、点滴やガスで眠り、のどに管を入れて(気管挿管)人工呼吸する麻酔です。

麻酔後は2~3日程度の気道の違和感・咳そう・喀痰があります

このように麻酔の種類によってでてくる症状が違うということも、頭の隅にでも覚えておくと良いでしょう。


スポンサーリンク


まとめ

 

入院期間 仕事復帰 痛み
開腹 7~10日間 1か月 かなり痛い  回復に時間がかる
腹腔鏡下 4~6日間 2週間 術後3日は痛いが回復は早い
腟式 7日前後 2週間 術後3日は痛いが回復は早い

 

 

 

病院の公式サイト、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。

なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。

 

参考にした本はこちら


スポンサーリンク