子宮筋腫の子宮全摘術、仕事復帰はいつから大丈夫?
「子宮筋腫の手術を子宮全摘術ですることになりそう…」
「仕事復帰っていつからできるんだろう?」
「まだ手術方法迷ってる…参考までに知っておきたい」
手術をすることが決まれば、病院とのやり取り、職場とのやり取りが大変になってきます。
想像するだけでストレス感じます…
私も子宮筋腫をもっていて、心労が絶えません。
初めはネットで見る程度だったのですが、「自分の欲しい情報が中々ないなー」と思い、本読んだりして色々調べてくうちに「他の人の同じ思いなのかな?」と思い、サイトを作りました。
この記事では、「子宮筋腫の子宮全摘術をした場合、仕事復帰はいつからできるのか?」について紹介しています。
参考になれば幸いです。
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Contents
子宮筋腫の子宮全摘術の種類
子宮全摘術とは、子宮ごと摘出する手術。
さらに、細分化すると2つの術法に分かれます。

単純子宮全摘出術
子宮のみを摘出する手術。後遺症が少ないのが特徴。
広汎子宮全摘術
周辺臓器をまとめて摘出する。
子宮筋腫は良性腫瘍ですが、くわしく検査した結果、悪性腫瘍だった場合、周辺臓器への浸潤やリンパ節などへ転移する可能性があります。
この時に、広汎子宮全摘術をします。
残存がないように広範囲を切除しなければならない、ということです。
どちらをするかで、やはり費用は少し変わってきます。
とはいえ、悪性腫瘍である可能性はかなり低いので、基本的には、単純子宮全摘術だと思ってもらって大丈夫です。
取り出し方によって変わる

子宮全摘術をする場合、以下2つの取り出し方の術法があります。
術法によって、「いつから仕事復帰できるのか?」が違うので、2つの術法などについて紹介します。
開腹手術

漢字の通りですが、おなかにメスをいれ、そこから摘出します。
腹腔鏡下手術

これはおなかに3、4か所の穴をあけます。
そして腹腔鏡というカメラと、摘出するための手の代わりをしてくれる器具を穴からいれます。
カメラはモニターと繋がっており、モニターから中の様子をみて摘出します。
それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
開腹手術のメリット・デメリット
メリット
◆手術時間が約1時間と短い
◆どの医療機関でもどのような子宮筋腫にでも行うことができる
◆おなかの状態を広く見ることができるので、正確性と安全性が高い
デメリット
◆傷あとが残る
◆入院期間が長い
◆術後に痛みがある
◆仕事復帰に約1か月かかる
◆術後の癒着が起こりやすい
腹腔鏡下手術のメリット・デメリット
メリット
◆おなかに大きい傷跡が残らない
◆術後の痛みが軽い
◆入院期間が短く、仕事復帰も早い
◆術後の癒着が少ない
デメリット
◆手術対象となる子宮筋腫が限られている
◆医師に熟練した技術が要求される
◆実施している施設が限られている
つまり…
開腹手術は、安全性が高く、手術時間も約1時間と短く済みますが、術後が大変です。
仕事復帰にも約1か月かかります。
患者にとってはデメリットが多いといえます。
なので、「早く仕事復帰したい!」という場合は、腹腔鏡下手術の方がおすすめです。
が、近くに腹腔鏡下手術をしてくれる病院がない場合や、子宮筋腫の状況により腹腔鏡下手術ではできない場合があります。
自分の意志ではどうにもならないケースがあるということです。
「子宮筋腫の状況が悪くても無理やりでも腹腔鏡下手術したい!」という方はセカンドオピニオンを利用してみるといいです。
ただ、無理に腹腔鏡下手術した場合、手術中に開腹手術に切り替えられるケースもあるので、しっかりとインフォームド・コンセントをしましょう。
セカンドオピニオンって?インフォームド・コンセントって?という方はこちらへ⇒セカンドオピニオンとは?
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子宮筋腫の子宮全摘術、仕事復帰の目安
それぞれの仕事復帰の目安はこのようになります。
開腹手術⇒1か月
腹腔鏡下手術⇒2週間
ただ、やはりどういったお仕事をしているのかによって変わります。
例えば、デスクワークのお仕事で座っていることが多く、重いものを運ぶことがない、という場合。
開腹手術の目安は1か月ですが、自身の判断と先生に相談した結果、「3週間くらいでもいけるかも」ということも。
あと職場に相談してみるのもありかと。
関係性によりますが、予定より少し早めに復帰してみて、大丈夫かどうか試してみる。
私が以前勤めてた職場の上司なら「そうやねー、一旦やってみてあかんかったら休んだらいいよ 無理だけはしやんとってやー」とかいってくれそう笑
予定より「どうしても早く復帰したい!」のであれば、まずは、先生に相談、そして職場に提案してみる。
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まとめ

・子宮全摘術には2種類ある
・さらに開腹手術と腹腔鏡下手術がある
・この2つ、どちらを選ぶかによって、仕事復帰目安は変わる
・腹腔鏡下手術の方が患者にとってメリットが多い
・しかし腹腔鏡下手術できない可能性がある
・インフォームド・コンセントをしっかり行うことが大切
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なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。
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