子宮筋腫の子宮全摘術、術後はどんな感じ?

子宮筋腫の子宮全摘術、術後はどんな感じ?

「子宮筋腫があり、子宮全摘術をすることになりそう…」

「子宮全摘術をする人ってどんなケース?」

「術後の喪失感とかある?」

これらのことを悩んでいる方向けの記事です。

私も子宮筋腫もち。

今現在、手術するかどうかまだわからない状況ですが、色々知りたいと思い、調べてみました。


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子宮全摘術とは

子宮全摘術とは、子宮を摘出する術法です。

取り出し方は4種類あります。

開腹手術
おなかを切って子宮を摘出

腟式手術
腟から子宮を摘出

腹腔鏡下手術
腹腔鏡を使って腟から子宮を摘出

腹腔補助下腟式手術
一部を腹腔鏡下、一部を腟式から子宮を摘出

メリット

◆手術中の出血が少ない

◆子宮筋腫による症状から解放される

◆子宮筋腫の再発の心配がない

◆子宮がんになる心配がない

◆生理がこない

デメリット

◆将来、子供を産む可能性がゼロになる

◆子宮を取ってしまった喪失感を抱く場合がある

個人的にはメリットが多くていいなぁと。

あと一応デメリットに含ませて頂きましたが、妊娠を望まない人もいます。

価値観は人それぞれです。

子宮全摘術をする人ってどんなケース?

先ほども言ったように、子宮をとってしまうわけなので、妊娠ができなくなります。

なので、“妊娠・出産を望まない方”が子宮全摘術をします。

そしてもうひとつ、くわしく検査をした結果、悪性腫瘍だったため“子宮全摘術をせざるを得ない”

主にこの2つのケースかと思われます。

悪性腫瘍の主な種類は

子宮肉腫(がんではない)
子宮体がん
子宮頸がん

です。いずれも手術、化学療法、放射線治療などが必要となります。

子宮体がんと子宮頸がんについては知識不足で分からないのですが、子宮肉腫が発見された場合、子宮全摘術になります。

子宮以外にも転移し、命の危険もありますが、非常にまれな病気です。

確率でいうと1%未満です。

子宮筋腫の子宮全摘術、術後の痛み

術後の痛みは、冒頭で紹介した、“4種類のうちのどの方法で子宮を取りだすのか”が重要になってきます。

例えば、開腹手術と腹腔鏡下手術では傷跡が違うので、痛みの長引き方も違うし、入院日数も違います。

しかし、4つの種類のどれを選んでも、共通している2点があります。

それは

・術後の痛みのピークは24時間

・1~3日で軽快していく

余談ですが、術後の正常な症状として、38度くらいの発熱がでます。

心配しなくて大丈夫です。

そして4日~の痛みは4種類別に紹介します。

開腹手術
術後の傷の痛みが強い。入院期間は7日~10日間

腟式手術
術後の痛みが軽く、回復が早い。入院期間は7日間

腹腔鏡下手術
術後の痛みが軽い。入院期間は4日間

腹腔補助下腟式手術
術後の痛みが軽く、回復が早い。


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子宮筋腫の子宮全摘術、術後はどんな感じ?

女性のシンボルである子宮がなくなることによって術前と何か変化があるのか?

セックスの感じ方が術前と変わるって本当?

セックスに影響を及ぼす部位は「膣」

つまり子宮のみを摘出した場合は変化はありません。

手術で膣の長さが短くなる、もしくは膣が傷つかない限り性機能に影響は出ないです。

とはいえ、「術後初めてする・・・」場合は、精神的なものが邪魔をする可能性があります。

そして、初めの数回は痛みを伴います。

術後、どれくらいからセックスして大丈夫なの?ですが、

これはどの手術をしても一緒です。

術後、1か月を目処に試してみると良いでしょう。

子宮をとると老けるって本当?

いいえ、そんなことはありません

女性ホルモンは卵巣から分泌されるので、卵巣が残っていれば、女性らしさは損なわれません。

よって、更年期が早まる事はありません。

精神的問題はある

もともとあったものが無くなるわけです。

仮に妊娠を望まない人が手術したとしても、「これで本当にもう妊娠できないんだ…」と大なり小なり喪失感はあると思います。

とはいえ、いつまでも落ち込んでいるわけにもいかないので、

「煩わしい生理がなくなった!」

「もう子宮筋腫に悩まなくて済む!」

「子宮がんの心配もいらない!」

とプラスに考えていくしかないと思います。


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まとめ

・子宮全摘術をする人は妊娠を望まない人と悪性腫瘍が見つかった場合

・再発がない、子宮がんになる心配がない、生理がこないなどメリットが多い。

・痛みのピークは術後24時間

・数日経過して痛みが強い、軽いは術法次第

・セックスをするなら術後1か月はあける

病院の公式サイト、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。

なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。

 

参考にした本はこちら

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