子宮筋腫の検査方法が知りたい!
「この症状って子宮筋腫?でも産婦人科へ行きにくい」
「仕事が始まる前に行きたい、けどそんなに長く時間はとれない」
など様々な理由で病院へ行けず、「検査方法が知りたい!」という方へ向けた記事になります。
私自身も子宮筋腫を持っていて、次回病院へはMRIをとるために行きます。(2018年1月7日現在)
しかし「他にも何かするのかな?時間かかるかな?」と思うところがあるので調べて見ました。
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Contents
これってもしかして子宮筋腫?
まず、今何かしらの症状が出ていて、「これってもしかして子宮筋腫?」と個人的に思っているけど、病院へ行けていない方へ。
子宮筋腫とはどういったものなのか、どんな症状があるのか紹介します。
子宮筋腫とは
子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍で、がんではありません。
症状が強くなく、腫瘍も小さければ、経過観察で大丈夫だと個人的には思います。
経過観察とは、半年に1回のペースで病院へ行き、大きさ、位置に変わりないか見てもらうことです。
腫瘍は大きくもなれば、小さくもなります。
できる数も人によってさまざま。
個人的に「子宮筋腫むかつくわー」と思っていて。
子宮筋腫があることによって「すぐに手術しなければならない」「すぐにこういった治療が必要」「今日から処方する薬を飲めば大丈夫」といった具体的な“しなければいけないことがない”こと。
人によって腫瘍の大きさや位置が違うように、でてくる症状もさまざま。
「これっとてもしかして子宮筋腫?」と思う段階の方は以下の症状をチェックしてみてください。
子宮筋腫の症状
・過多月経
・月経困難症
・不正出血
・おりもの
・下腹部痛や腰痛
・性交通
・頻尿、尿失禁、尿閉
・便秘
・下腹部のしこり
・不妊
があげられます。
ひとつでも当てはまるなら産婦人科へ行きましょう。
子宮にまつわること、つまり赤ちゃんに関係してくることなので、特に今後妊娠・出産を希望されている方は一度検査してもらいましょう。
「いや~でもひとつ当てはまるくらいじゃなぁ」
「仕事あるし」
「休みの日は予定あるし、ゆっくりもしたいし?」
色々思うところはあると思います。
しかしご自分の体のことです。自分しか守ってあげられません。
億劫になるのは分かりますが、自分の体を知っておくことは大事なことなので、行くことをおすすめします。
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子宮筋腫の検査方法が知りたい!
具体的にどういったことをするのか、なんの意味があるのかなど、初診で行われる検査・必要な人だけに行われる検査の2つを紹介します。
初診で行われる検査
初診では、
問診⇒内診(超音波検査)⇒超音波検査(内診)
の順で行われます。
超音波検査と内診は先生によって前後します。
ひとつひとつ、どういったことをするのか紹介します。
予約ができるなら受付をしてから、1時間以内、もしくは1時間程度で終わります。
初めて行くところだと予約ができない病院もあります。
電話してから行くと良いでしょう。
問診
待ち時間の時に問診票に記入
↓
症状や受診の目的を聞かれる
↓
可能性のある病名をいわれ、内診もしくは超音波検査へ
問診票はしっかりと記入しましょう。最後に生理がきた日などは重要です。
他にも、今妊娠中かどうか、服用中の薬があるかどうかが問われます。
子宮筋腫が疑われる場合は、月経量も聞かれるので、細かく答えれるようにしておくといいでしょう。
例えば、いつもは3日で終わるのに6日も続いた。量が多くいつもよりこまめにナプキンをかえたなど。
内診
下半身の着衣を脱ぐ
↓
脚を開かされる椅子に座り、赤ちゃんのでてくるところから触診
↓
そしておなかも少しおされます
これは子宮筋腫の有無や大きさや位置、子宮周辺の臓器の癒着を確認するために必要な作業になります。
子宮筋腫がある場合は、子宮が大きくなってデコボコしていて、しこりをさわることができます。
セックス経験がなく、内診が嫌な場合は問診票に記入すると配慮してくれることもあります。
これは先生次第になるのでなんともいえないところですね。
でも内診には拒否権がないと勝手に思っていたので、配慮してくれる病院もあると思うと嬉しいですね。
しかし妊娠・出産を望んでいる方は内診は避けられないので、実際どういうものか経験しておくのもいいかもしれません。
超音波検査
これには「経腹法」「経腟法」「経直腸法」の3つがあります。
私の経験上、経腟法が基本で、妊娠している時は経腟法と経腹法の両方されました。
漢字である程度察しはつくかもしれませんが、どういった方法なのか紹介します。
「経腹法」
おなかの上から超音波をあてられる
「経腟法」
腟からプローブという器具を挿入される
腟は内診と同じところからということになります。
「経直腸法」
直腸からプローブという器具を挿入される
いずれもモニターで様子が分かるようになっていて、子宮筋腫の大きさや位置、子宮筋腫の種類の検討ができます。
子宮筋腫を発見しても5センチ以下なら経過観察になるかと思います。
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必要な人だけに行われる検査
この“必要な人だけ”というのは具体的にどういう人を指しているの?
・腫瘍が5センチ以上
・症状が強い
が一般的かと思われます。
子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きいほど悪性腫瘍である可能性があります。
そのため、くわしく検査をする必要があります。
どんな検査なの?
・ソノヒステログラフィー
(通水超音波検査)
・MRI検査
・血液検査
・子宮鏡検査
・子宮卵管造影検査
どういった方法でどのような意味があるのかそれぞれ紹介します。
ソノヒステログラフィー
(通水超音波検査)
子宮内腔に生理食塩水などを注入
↓
子宮内をふくらませる
↓
経超音波検査で見る
これは痛みも少なく、麻酔も要りません。
粘膜下筋腫の有無や、子宮内膜ポリープなどが確認できます。
MRI検査
ふくを着替える
↓
ベッド?に横になり、ドーム状のつつの中に入る
↓
15~40分動かずにじっとする
超音波検査で子宮筋腫なのか悪性腫瘍なのか判断できないときに行われます。
さまざまな正確な判断ができます。
血液検査
子宮筋腫の症状で、過多月経があります。
これに当てはまる方は、貧血かどうかチェックします。
どれくらい人が待っているかにもよりますが、私が前回血液検査した時は、4、5分程度でした。
貧血の数値
貧血 | 正常値 | |
赤血球数 | 370未満 | 370~500 |
ヘモグロビン値 | 11.2未満 | 11.2~15.2 |
ヘマトクリット値 | 34.0未満 | 34.0~46.3 |
手術を行う場合、鉄欠性貧血だと改善してからでないと手術が受けられません。
子宮鏡検査
子宮内腔に生理食塩水などを注入
↓
子宮内をふくらませる
↓
細い子宮鏡を入れてみる
粘膜下筋腫の疑いがある人、他にも、子宮内膜ポリープ、子宮奇形など、子宮内の異常を調べることができます。
子宮卵管造影検査
子宮内に造影剤を注入
↓
それらが子宮から卵管へ流れる様子をX線で見る
子宮内腔の変形、子宮奇形、卵管の閉塞などがわかります。不妊症でなければ必要のない検査です。
まとめ
・子宮筋腫は良性の腫瘍でがんではない
・子宮筋腫が見つかってもすぐに手術というわけではない
・腫瘍が大きい、または症状が強い場合にさらにくわしい検査をする
・検査方法によって分かる病状が違う
病院の公式サイト、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。
なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。
参考にした本はこちら
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