子宮筋腫を小さくする方法!漢方薬ってどうなの?
「筋腫が大きいけど、日常生活で困るほどの症状でもないから、手術をするまででは・・・」
と子宮筋腫を小さくする方法を探してはいませんか?
私も探していて、「漢方で小さくなった!」という声が気になったので、調べてみました。
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Contents
漢方とは?
中国から伝わった医術
中国の伝統医学の影響下に日本で発達した医療体系。
漢方医学ともいいます。
これに対して日本固有の医術を和方、江戸時代中期に日本に入ったオランダ医学を蘭方、以後のドイツ、イギリスのものを洋方と称しました。
5~6世紀以降に伝わった中国の医学を起源とし、独自に発展した日本の伝統医学。
日本の医療用では葛根湯など148種類あります。
2013年の生産額は約1600億円で、医薬品市場全体に占める割合は2%強。
3%未満で1600憶円ってすごい・・・
体質改善
漢方をはじめとする東洋医学の治療の考え方は、具合の悪い箇所だけを局所的に治療するということではなく、身体全体のバランスを整えることに焦点しています。
病院に行く時って何かしらの症状が出てから行きますよね。
「のどが痛くて少し熱があって・・・」
など、病状と医師に伝えて、舌や目を見たりして「これは風邪ですね」など判断しています。
しかし、漢方治療は、気になる症状の改善ではなく、「患者さんの体質や精神状態など全体をケアすること=体質改善」を目的としています。
この点が「痛みには鎮痛剤」といった症状を個々に軽減することが中心の西洋医学と大きく違うポイントです。
体質改善をすることによって、結果、子宮筋腫が小さくなるということです。
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子宮筋腫を小さくする方法!漢方薬ってどうなの?
実際に効くの?
結論からいうと、子宮筋腫に効くとされる漢方薬はありません・・・
ただ、子宮筋腫の症状である、月経困難症や下腹部痛、便秘、不妊などに有効とされる漢方薬があります。
効果はいつでる?
じっくりと効くので、2~3か月たたないとわかりません。
しかし、早いと1か月以内で効果がでます。
漢方薬は同じ病気であっても、効果が出ない人もいます。
なんで効果が出ない人もいるの?
冒頭で紹介したように、体質改善が目的です。
処方時には、病名ではなく、その人の体質が重視されます。
同じ病気でも、それぞれの体質の違いによって、薬の効果も変わってくるのです。
漢方には副作用がある
これにも個人差があり、でないとう人もいます。
食前や食間に服用することが多い上、生薬なので胃に負担がかかりやすいです。
なので、下痢や胃炎になることがあります。
その場合は、服用をやめて主治医に相談しましょう。
そして自己判断で使用するのではなく、必ず、処方してもらいましょう。
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子宮筋腫の症状に効く漢方薬
対象となる症状と具体的な不調は、効く順番に書いています。
漢方薬名 | 対象となる症状 | 具体的な不調 |
温経湯(うんけいとう) | 月経困難、月経不順 | 手足のほてり、唇の乾き |
温清飲(うんせいいん) | 月経困難、更年期障害 | のぼせ、皮膚の色つやが悪い |
黄連解毒湯(おうれんげどくとう) | 更年期障害 | のぼせ、イライラ、不安 |
加味逍遥散(かみしょうようさん) | 更年期障害、月経困難 | 便秘、肩こり、疲れやすい、精神安定 |
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) | 月経困難、更年期障害 | のぼせ、冷え性、下腹部痛、肩こり、頭痛、めまい |
香蘇散(こうそさん) | 更年期精神症、神経症、月経困難 | 頭痛、食欲不振 |
大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう) | 月経困難、更年期障害 | 便秘、下腹部痛 |
桃核承気湯(とうかくじょうきとう) | 月経痛、月経困難症 | のぼせ、便秘、冷え症 |
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) | 月経困難、更年期障害 | 冷え性、下腹部、耳鳴り、動悸 |
上記にでてきた、「月経困難」「月経困難症」「月経痛」って何が違うんだろうと思ってググりました。
けど・・・違いがわからんw
「月経困難」
月経の随伴症状(腰痛、下腹痛と膨満感、疲労感、倦怠(けんたい)、頭痛、頭重、めまい、食欲不振、動悸、吐き気、不眠その他)が異常に強度な場合。
「月経困難症」
月経時に生じる痛みや不快感のうち、痛み止めを飲んだり、寝込んだりしなければならないなど、日常生活に支障をきたすほど症状の重いもの。
(でも他のサイトでは、「月経困難症と生理痛は同じように考えられることもあります」って書いてあった)
「月経痛」
月経に伴って起こる下腹部などの痛み。生理痛ともいう。
気になる方は辞書を引いてみてください(笑)
まとめ
・子宮筋腫に効くとされる漢方薬はない
・子宮筋腫の症状に効く漢方薬はある
・しかしみんなに効果がでるわけではない
・漢方をはじめとする東洋医学は、その人の体質や精神状態を重視するため、同じ病気でも効果に違いがでる
・副作用があるため、必ず、処方してもらいましょう
病院の公式サイト、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。
なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。
参考にした本はこちら
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