子宮筋腫の手術、開腹手術のあれこれ

子宮筋腫の手術、開腹手術のあれこれ

「治療が必要」と言われた場合、さらに先生から提示された治療法の選択肢のうち、どれを選ぶか考えることになります。

そこで、開腹手術を選んだ場合、手術時間や、入院期間、傷あとはどのようになるのか、など紹介します。

「まだ手術が決まったわけじゃないけど、気になる」という方にも参考になるかと思います。


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子宮筋腫の手術、開腹手術メリット・デメリット

 

デメリット
◆傷あとが残る
◆入院期間が長い
◆術後に痛みがある
◆社会復帰に約1か月かかる
◆術後の癒着が起こりやすい

 

メリット
◆手術時間が約1時間と短い
◆どの医療機関でもどのような子宮筋腫にでも行うことができる
◆おなかの状態を広く見ることができるので、正確性と安全性が高い

 

一見デメリットが多いように感じますが、手術中の正確性や安全性、様々な場合の子宮筋腫でもどの医療機関でも受けいれてくれるというメリットは、他の手術方法に比べていいなと思います。

手術方法によっては、近くの通院している病院ではできない場合もあります。

そうなると、自分の見慣れた町から離れた地域で、手術をする不安も出てくるかと思います。

 


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子宮筋腫の手術、開腹手術 傷あと

どのようにどれくらい残る?

開腹手術は、おなかにメスを入れるので、傷あとが残ります。

縦に入れるか横に入れるか選ぶことができる。

縦の場合は、おへその下から恥骨までの間を縦に切ります。

横の場合は、恥毛の上を横に切ります。

傷あとは、子宮筋腫の大きさにもよりますが、5~10センチです。

昔はそこまで配慮して手術をすることはなかったそうですが、最近ではきれいな傷あとに関心を払う医師が増えてきました。

傷を小さく抑えるように行うミニパラと言われる手法が出てきたのです。

この手法だと、子宮筋腫が10センチ超えでも、数が多くても、5、6センチの傷あとにできるのです。

私は帝王切開の際、横に切ってもらいました。切りたては「あるよ~!」とショックでしたが。そのうち見慣れます。

 


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子宮筋腫の手術、開腹手術 術後

開腹手術を選んだ場合の術後の症状

まず、手術が終わると、すぐに病室に戻れるわけではなく、リカバリールーム(回復室)に運ばれます。

ここで30~1時間くらい休んで何もなければ病室に戻れます。

開腹手術では、術後2~3日間、特に夜間に38度前後まで熱がでます。

これは手術によって傷がついたことに対する正常な反応です。

心配する必要はありません。

開腹手術 術後の痛み

麻酔(全身麻酔)が切れてからは、誰にでも痛みはあります。

痛みのピークは術後24時間

通常、痛みは1~3日で軽快していきます。

それでも痛みがあるときは、我慢せずに医師や看護師さんに伝えましょう。

子宮筋腫の手術、開腹手術 手術費用

単純子宮全摘術の場合、20~25万円
子宮ごととる手術。

筋腫核手術の場合、15~20万円
子宮を残し、腫瘍だけをとる手術。

 

子宮筋腫の手術、開腹手術 手術前日・当日・翌日の流れ

手術前日
21時以降の飲食は禁止

手術当日
点滴をする
術前・術後の飲食禁止
術後の痛みは鎮痛剤などをのむ
手術結果について家族が説明を受ける
病室に戻ったあとはベッドの上で脚の運動

手術翌日
膀胱のカテーテルを抜く
水分をとれる
歩行を開始する

入院期間は7~10日。

21時以降の飲食は禁止とありますが、手術する時間によって変わってくると思います。

私が帝王切開した時は、たしかお昼ごはんは食べれて、それ以降は飲食禁止だった気がします。

ちなみに手術開始時間は12時ごろだったので、24時間前ごろに飲食禁止とかだったかと。

“病室に戻ったあとはベッドの上で脚の運動”とありますが、した記憶はありません笑

麻酔が切れて痺れているので、痺れをとるため、脚に機械つけてずっとマッサージされてる状態でした。

脚を自分の意志で動かせる状態ではなかったです。

“膀胱のカテーテルを抜く”とありますが、あれです、くだです。

手術が終わり、麻酔が切れたあとも感覚がないので、尿意を感じません。なので、術後はくだから排泄をします。

カテーテルをする作業は、手術前の下半身麻酔を腰にうってから、されたと思います。

まとめ

社旗復帰に時間がかかる、入院期間が長いなど、デメリットはあるが、手術中の正確性と安全性が高い

傷あとが縦か横、選べる

術後の2~3日は熱がでる

痛みのピークは術後24時間

費用は子宮をとるかどうかで変わってくる。
単純子宮全摘術の場合、20~25万円。筋腫核手術の場合、15~20万円

入院期間は7~10日

病院の公式サイト、私が本で読んだこと、経験したこと、先生のお話し、知人のお医者様から教わったことをもとに記事作成しています。

なるべく語弊がなく、自分が正しいと思う情報をお届けしていくので、今後もよろしくお願い致します。

 

参考にした本はこちら

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